第5回「いい筋肉とは」

2013-10-07

前回「筋肉痛」についてお話し致しましたが、今回も引き続き「筋肉」をテーマにお話ししていきたいと思います。

 

近年は「健康ブーム」ということもあり、ウォーキングやジョギングをする人、ゴルフやテニスをする人、またジム通いをしている人などなど、「健康のために」体を動かしてる人がすごく増えてきています。しかしその一方で、そういった体を動かすことにより故障をしてしまう人が増えていってるのも現実です。

 

その原因は何か???・・・・・・・それは、「運動後のケアの不足」です。

 

みなさんも思い当たるところがあるかもしれませんが、運動をするにつれ硬くなった筋肉を「筋肉がついてきた」と思われていませんか?当院に来院される患者さんにも私が「ここの筋肉が張り過ぎですね」と言うと、「ジムで鍛えてますから」とおっしゃる方がいます。でも、これは大きな間違いなのです。

 

前回お話ししたように、筋肉は使うことにより縮みます。そして、ずっと使い続けてると筋肉は縮みっぱなしの状態となり、そこに疲労性物質がドンドン発生して溜まってきます。そうして硬い筋肉となるのです。ですから、硬い筋肉というのは、疲労が溜まり過ぎてる筋肉ということです。こういった筋肉は当然痛めやすいです。

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では、「いい筋肉」とはどういった筋肉か?と言いますと、伸び縮みをしっかりする柔軟な筋肉です。力を入れてないときは柔らかく、力を入れたときにグッと縮んで硬くなる、そんな筋肉です。

 

こういった筋肉にするには、やはり運動後のストレッチがとっても大切です。運動により縮むクセのついた筋肉を、運動後のストレッチで伸ばす。それを繰り返すことにより柔軟ないい筋肉となるのです。筋肉はけっして運動するだけではいい筋肉にはならない、そしてただ運動すれば健康になるわけではないということをしっかりご理解して頂くと、運動の効果が今より何倍も表れることでしょう。

 

私ごとですが、私も趣味でマラソンを始めて5年以上になります。一般的に「マラソンに故障はつきもの」といったイメージもありますが、私は一切故障はしたことありません。それは、走った後には必ず30分ほど入念にストレッチをしているからです。

 

みなさんもしっかり体のケアをしながら、故障なく運動を楽しみましょう!

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