「川内優輝選手の走りに感動!!!」@院長

2017-08-07

現在ロンドンで開催されている『世界陸上』で、3日目の昨日は男女のマラソンが行われました。

結果は、男女ともメダルはおろか、入賞もなし・・・に終わりました。

しかし、

そんな結果を超越する感動を、川内優輝選手からいただきました!!

 

18km付近で先頭集団から遅れ出し、23㎞あたりではつまずいてよろめき、そして26㎞付近で給水に失敗・・・

30kmを過ぎた時点では17位まで沈み、「さすがにここから追い上げるのは無理だろうなぁ」という思いで見ていました。

 

逆に安定した走りで着実に順位を上げ入賞に迫っていた中本選手の走りに興奮していたところに、なんと40㎞過ぎで川内選手が追いつく!!!(*_*;

「いつの間に~!!!」とビックリする間もなくどんどん加速していくその走りに鳥肌が立ちました。

 

そして遥か彼方に小さく見えていた8位の選手の姿も見る見る大きく捉えてきて、「もしかして」と思わすぐらいまでに迫ったところでゴール・・・、わずか3秒差での9位・・・

 

結果としては、入賞を逃し、タイムも平凡なタイムではありましたが、あの30㎞以降、特に40㎞を過ぎてからのスパートは驚異的です(*_*)

私も全く次元もレベルも違うところではありますが、市民ランナーとしてマラソンを経験してる身でありますからわかりますが、終盤にあれだけ粘って前を追いかけられるというのは、並外れた練習量と精神力がないと絶対に不可能なことです。

 

少しでも気持ちが切れたら脚は動かなくなりますし、気持ちがあってもその気持ちに応えるだけの身体を作り上げてきてないと結果には繋がりません。

 

レース後の川内選手の、「出し切れた」という言葉に凄い重みを感じました。

 

最強最高の市民ランナー川内優輝選手

私は贅沢なことに、2度川内選手と同じ大会を走ったことがあります。

1度目は2015年5月に西予市で毎年開催されている『朝霧湖マラソン』です。

コース上ですれ違った時のスピード感ももちろん凄かったですが、レース後に会場の温泉に普通に市民ランナーたちに混ざって入ったり、会場付近の商店街で普通に出店を楽しんでたりと、普通に市民ランナーとして大会を楽しんでいる姿に感動したのを覚えています。

 

そしてもう1回は、皆様の記憶にも新しい今年2月の『愛媛マラソン』です。

こんな地方の市民マラソンの大会で、手加減無用の全力疾走でまさかの「サブテン」(2時間10分切り)を見せてくれました。

この「いつでもどこでも全力」の気持ちが、今回の驚異の粘りに繋がっているんだろうなと実感しました。

 

その独特の競技スタイルと言動で常に話題を呼び賛否もあるようですが、見ている者を楽しませ、そして感動を与える走りは、まさに「最強」で「最高」の市民ランナーであることは間違いないでしょう。

今回の世界陸上が「日本代表としてはラスト」と前々から公言されていたので、日の丸を背負って走る姿は今回が最後となる可能性が高いですが、これからも世界中いろいろな大会で、またあの熱い走りを見せてほしいです。

そして、出来ればまた同じ大会で走りたいと思ってます(⌒∇⌒)

 

 

 

 

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