第1回「筋肉と関節の関係」

2013-08-12

記念すべき「からだのお話し」の第1回に、何のテーマを書こうかと悩みましたが、ここはやっぱり当院の専門分野である「筋肉」と「関節」について書くのが一番!と判断し、今回はその「筋肉」と「関節」の関係について書かせて頂きます。

 

皆様も「筋肉」や「関節」と聞くとなんとなくイメージは沸くと思いますが、それぞれのはたらきや役割となるとなかなかご存知の方も少ないと思いますので、今回はそのあたりのことについてお話ししていきます。

 

まず関節というのは骨と骨とのつなぎ目の部分のことです。人間の体には200以上ものこの関節というのが存在し、そしてその一つ一つが、「どの方向にどれだけ動く」というのが決まっているのです。だから、その決まりとは違う方向に動かしたり、また、決まった範囲以上動かしたりすると、骨と骨を結んでくれている「靭帯」が、「捻挫」をしたり、「断裂」をしたりするのです。

 

ただ、ここで皆様に知っておいて欲しいことがあるのですが、この「骨」という物は勝手に骨自身で動くことはできないということです。

 

人間の動きというのは、脳で考えたこと、感じたことを「神経」を通して各部位に指令が伝わって、そして動くのですが、残念ながら骨にはこの指令をキャッチする機能が存在しません。そこで「筋肉」の出番なのです!

 

筋肉は必ず関節をまたぐようについてます。そして、筋肉に対して脳から「伸びなさい」「縮みなさい」という指令がいき、その筋肉の伸び縮みによって骨が引っ張られ関節が動くのです。

 

ですから、人間がスムーズに正常に動くためには、「筋肉」がしっかりと脳からの指令をキャッチしてはたらき、「関節」が正しい方向に正しい範囲だけ動いてくれないといけないのです。

 

というように、「筋肉」と「関節」というのは、切っても切れない(切ってはいけない)関係性にあるのです。

 

 

 

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