第12回「ぎっくり腰」
「ぎっくり腰」とは「急性腰痛症」のことですが、前回お話しした「坐骨神経痛」同様、これもまた病名ではありません。あくまでも「急に腰が痛くなった状態」のことを「ぎっくり腰」もしくは「急性腰痛症」と言います。
そして、この「ぎっくり腰」にも様々な原因があります。
・腰や臀部の筋肉の損傷
・腰椎や骨盤部の捻挫
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰椎すべり症、分離症
・腰椎椎間関節症
・腰椎圧迫骨折
などなど、まだまだ上げていくとたくさんあります。それらを一つ一つ説明していくにはかなりの時間が必要ですので、また今後一つ一つをピックアップしてお話ししていこうと思っております。
今回この「ぎっくり腰」というタイトルでみなさんにお伝えしたいのは、確かに「急に腰が痛くなる」のがぎっくり腰なのですが、必ず「前ぶれ」があるということです。当院にぎっくり腰で来院された方はみなさん口をそろえて「大したことをしたわけではないのに・・・」と言われます。そう、ぎっくり腰をする瞬間というのは何でもないようなことをしてる際になるのがほとんどです。それまでの小さな積み重ねがある時に爆発してしまう、それが「ぎっくり腰」なのです。
「朝起きる時に腰がしんどい」「顔を洗う時腰を曲げにくい」「車を運転してたら腰が重たくなる」「洗い物をしてると腰がだるくなる」「少し歩くとすぐお尻にはりを感じる」・・・・、「痛い」までは感じなくてもこのような状態は十分危険信号です。
もっと言えば「ついついイスに座る時に足を組んで座る」「立ってる時に無意識に片方の足にだけ重心をかけてしまう」「横向きでないと寝れない」というような方はほぼ間違いなく体に歪みが生じてる方なので注意が必要です。
大きな痛みが生じる前にご自分のからだを気にかけ、からだが危険信号・注意信号を発していないか確かめてみて下さい。