第14回「骨盤捻挫」

2014-04-29

前回「骨盤のズレ」についてお話ししたところ、アクセス数が普段の倍以上となり、大変な反響をいただきました。「骨盤」に対する皆様の関心の高さをあらためて感じました。

そこで今回はその「骨盤のズレ」によって起こる症状で、また前々回の「ぎっくり腰」の時にもちらっとご紹介した「骨盤捻挫(こつばんねんざ)」についてお話ししていこうと思います。実際私の臨床においても、ぎっくり腰の中で一番多い原因が、この骨盤捻挫なのです。

 

まず、「骨盤のズレ」は骨盤のどの部分で起こるのかと言いますと、

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上の図の「仙腸関節(せんちょうかんせつ)」という部分で起こります。この仙腸関節というのは本来、仙骨(せんこつ)という骨と腸骨(ちょうこつ)という骨が靭帯によって結ばれしっかり固定されてる関節です。

しかし、日頃のアンバランスな生活の積み重ねにより段々とズレが生じてくるのです。20130808144446

そして、前回お話ししましたとおり骨盤がズレると体は横に傾きます。上の図は前から見た図で、左に傾いています。

この状態でずっと立ってたり歩いてたりすると、必然的に左半身にばかり体重がかかってしまうのはお分かりでしょうか?

そうなると仙腸関節をしっかり固定してくれている靭帯へのストレスがドンドンと増していき、固定が弱くなり関節が緩くなってしまいます。この状態が「骨盤捻挫」であり、この段階ですでに腰やお尻周辺に重だるさを感じやすくなっているでしょう。

そして更にそのまま無理をして生活していると、そのストレスに靭帯が耐えきれなくなり最終的に「プチッ」といってしまう・・・・・、それが「ぎっくり腰」です。ここまでいくと、立つのも困難、歩くのも困難、座っておくことすらつらい、というような状態になってしまいます。youtuu01

このように「日頃のアンバランスな姿勢・動作」→「骨盤のズレ」→「骨盤捻挫」→「ぎっくり腰」と繋がることをしっかりご理解して頂き、日常生活の中からご注意ください。

 

 

 

 

 

 

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