第36回「夏到来!夏バテに気をつけましょう!!」

2017-07-20

いよいよ梅雨明けし、本格的に「夏到来!」ですね。

これからしばらくは、連日厳しい暑さが続くことでしょう。

そうなると怖いのが、「夏バテ」です。

頭がぼぉ〜としたり、全身がだるくなったり、食欲がなくなったりなど、夏の時期の身体の不調のことを「夏バテ」と言います。

皆様も、多かれ少なかれ経験があるのではないでしょうか?

 

夏バテの原因、実は?

夏の暑さに参ってしまうのが夏バテと思われがちですが、実際身体の不調の原因となっているのは実はそうではありません。

確かに一昔前までは、直接暑さによって夏バテを引き起こしていたのですが、近年の夏バテの要因として大きいのは「クーラー」です。

30度を越えるのが当たり前となった近年の暑さには、職場でも家でもクーラーは欠かせませんよね。

この時期、スーパーやコンビニや飲食店など、屋内施設に入るとどこでも寒いくらいにクーラ-を効かせてくれています。

しかし、人間の身体というのは、5度以上気温差があるところを行き来すると、その変化に身体の温度調節機能がついていけないと言われているのです。

室内で身体をしっかり冷やして暑い外に出る、そして暑い外からクーラーの効いた室内に入って一気に身体を冷やす。

こういったことを繰り返していると、自律神経が乱れ、発汗作用がおかしくなったり、内臓機能がおかしくなったり、食欲不振不眠症倦怠感などに繋がっていくとういうわけです。

 

もちろん、猛暑の中クーラーをつけずに我慢するというのも危険ですので、設定温度に気を付けて使用するようにしましょう。

外の気温との差が5度以内になるくらいが目安です。

あまりにも効きすぎてるような施設に入る際には、1枚上に羽織るような物を用意しておいて、身体を冷やし過ぎないように気をつけましょう。

 

水分補給は適度に

どうしても暑いと冷たい飲み物をがぶがぶと飲みがちになります。

熱中症や脱水症状にならないためにも、もちろん水分補給は大切ですが、先日お話ししたとおり水分の摂り過ぎも身体にはよくありません。⇒「水中毒」

・のどの渇きを感じる前に、適度な量をゆっくりと飲みましょう。

・ビタミンB群やクエン酸の入った飲み物が疲労回復に効果的です。

・炭酸飲料は糖分の摂り過ぎにより、かえって疲労を増強させることもあるので飲み過ぎに注意。

・冷たすぎる飲み物は胃腸の疲労を増強させるので飲み過ぎに注意。

・ビールは利尿作用が高いため、水分補給にはならない。

 

食欲低下なのに体重は増加???

「夏は食欲は落ちるのに、なぜか体重は増える・・・」という方はいませんか?

 

ビールが好きな人は、ビールの美味しい季節ですから飲み過ぎて「ビールっ腹」になって体重増という方が多いでしょう。

もちろんそれも原因としてありますが、もっと大きな原因としては「汗をかかない」ことによる、新陳代謝の低下です。

 

最初にお話ししたように、近年はこの時期クーラーの効いた室内で過ごす時間が長くなったのと、あまりの陽射しの強さのため外で身体を動かさなくなったことで、汗をかく量が減ってしまっているのです。

代謝が低下すると、例え食事の量が減っていても、摂取した分だけ蓄積されてしまいます。

そのうえ水分の摂取量は増えているわけですから、当然体重は増えてしまいます。

これが、「夏太り」です。

一昔前の夏は、汗をだらだらかき、そして疲労感から食欲が低下し、そして「夏やせ」をする、という流れでした。

 

そして、代謝が低下すると身体の温度調節機能も上手くいかなくなります。

人間は汗をかくことにより体温調節をしているのです。

そうなると、自律神経の乱れに繋がり「夏バテ」を引き起こします。

 

そういうことから、

暑い時期には「しっかり汗をかく」ことも必要なのです。

朝や夕方など、少し陽射しの弱い時間にウォーキングやジョギングをしてみたり、自宅でジワ〜と汗が出るくらいストレッチをしてみたり、もしくは半身浴などでもいいですから、1日の中で気持ちよく汗を流す時間を作るようにしてみましょう。

 

汗をかくことでかえって「夏バテ予防」になりますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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