第2回「からだはなぜ歪む?」

2013-08-20

今回のお話しは、皆様もとても興味があると思われます「からだの歪み」についてお話しさせて頂きます。皆様もよく「背骨が歪んでる」とか「骨盤がずれてる」という言葉を口にしたり、耳にしたりすると思います。そこで、「なぜからだは歪むのか?」ということを是非知って頂きたいと思います。そこには、第1回でお話しした「筋肉と関節の関係」がすごく関わってくるのです。

 

「背骨が歪む」にしても「骨盤がずれる」にしても、文字通り「骨(もしくは関節)に異常がある」と思われていませんか?しかし、前回お話ししたように、骨には勝手に動く能力はないのです。ということは、骨自身が勝手に「歪む」「ずれる」ということはありえないのです。では、なぜ歪むのか?ずれるのか?というと、骨を動かす役目である筋肉によって引き起こされているのです。

 

例えばイスに座る時に足を組んで座っていませんか?足を組んで座ってると左右の臀部(お尻)の筋肉の張り具合に差が出てきます。その張りの差によって骨盤が引っ張られ「ずれ」を引き起こします。また、テレビを見る時に横向きに寝転がって片肘を立てて手で頭を支えるようにして見ていませんか?そうすると首の左右の筋肉の張り具合に差が出て、首の骨の「歪み」が生じます。

 

このように皆様が普段何気なくやってる姿勢や体勢を脳が記憶し、その状態が神経を通じて筋肉に対し指令が出され、そして筋肉がはたらき骨を引っ張ってるわけです。その結果、骨が歪んだりずれたりしているのです。

 

ということは、からだの歪みを正すためには、施術によって矯正することも大切ですが、普段の姿勢を気を付けて脳に正しいバランスを覚え込ませないと、すぐまたずれてしまうということになります。

 

皆様、一度日常生活の中でのご自分の姿勢を気にしてみて下さい。

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