第21回「ストレッチの注意点」

2014-09-30

「ストレッチ」というのは簡単に言えば筋肉を伸ばす行為です。

疲労が溜まって拘縮してしまった筋肉を繰り返し伸ばすことにより筋肉に柔軟性が戻り関節の可動域があがったり、また体内の血液やリンパの流れがよくなり疲労性物質が洗い流され疲労回復や痛みの軽減に繋がったり、新陳代謝が高まりダイエット効果もある、といったようにたくさんの利点があります。

しかし、ストレッチは正しく正確にやらないと逆効果になってしまうことを皆様はご存知ですか?一見ただ単に筋肉を伸ばすだけなので簡単そうに見えるのですが、実は効果的にするためにはとっても大切なポイントがいくつかあるのです。今回はその「ストレッチ」を行う際の注意点をいくつかお話ししたいと思います。

 

一、「正しい方向に伸ばす」・・・・・筋肉はそれぞれ伸び縮みする方向が決まっています。自分のストレッチしたい筋肉はどの方向に伸び縮みするのかを知ってするのとしないのとでは効果は全く違ってきます。ほんの少し角度が変わるだけで違う筋肉がはたらいてしまったりするので、専門家にしっかり聞いてからやることをお薦めします。images

一、「伸ばし過ぎない」・・・・・これはとっても大事なことです!伸ばせば伸ばすほど効果があると思ってる方が多いのですが、これが逆効果になる大きな原因です。「過剰ストレッチ」という言葉があるくらい、強く伸ばし過ぎたり、回数を多くし過ぎたりは絶対しないでください。「きく〜」「痛〜」と思うとこまで伸ばすと、もう伸ばし過ぎです。筋肉を伸ばそうとする指令を出すだけで効果はありますので、ご自分でやるストレッチは物足りないくらいで十分なのです。imagesCAYQY09V

一、「ポンピングはNG」・・・・・クックックッと反動をつけるようにするストレッチを「ポンピング」といいます。これもよくやってる人がいるのですが、筋肉を柔軟にするためのストレッチにはこれは逆効果です。伸ばした筋肉を急激に戻すことにより「縮もう」とする力が強くはたらき、逆に筋肉は固くなってしまいます。それどころか、筋肉が硬い人がこのポンピングをすると、プチッとなってしまう危険性もあります。

ストレッチは、ゆっくり伸ばしていき、ある程度伸びたところで止める。そして7〜8秒ほど止めてから、またゆっくり戻す。といったのを5回、多くても10回まで繰り返すのが効果的です。imagesCAST0LOJ

 

今回のお話しは、あくまでも一般的に健康目的で行うためのストレッチのケースです。ですから、一番大切なことは「無理をしない」こと。すぐに効果を求めて「過剰ストレッチ」を行わないように気をつけてください。継続することにより必ず効果は表れます。

正しいストレッチで健康な体になりましょう!!

 

 

 

 

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